彼女いない歴=年齢24歳童貞が脱童貞・彼女GETを目指すブログ

彼女いない歴24年のITエンジニア。もちろんイコール年齢。もちろん童貞。もうそろそろヤバい。

SIerはIT製品を扱う商社である

 私はSIer企業に勤めている。IT技術を学びながら仕事にしたいという憧れ半分。専門系で就ける仕事は無いが、営業はやりたくないという諦め半分でこの世界に入った。1年と半年働いてみて、この業界はどうも商社という括りに近いと感じている。まず、SIerというものが何であるか簡単に説明しつつ、本題に入りたい。最初に言っておくが、これは批判ではない。マイナスな内容が含まれるとすれば、それはあくまでも愚痴である。

SIerとは

 システムインテグレーターのことを言う。企業や公共に対して、基幹業務システムやネットワークの構築を行う。既に職業人である方ならばお分かりいただけると思うが、PCから全社で共通の仕組みにアクセスして、入力作業を行うことがあるだろう。見積もりを作ったり、受注状況を入力したり、、、などなど。ああいった業務に直結したシステムを構築するのはもちろん、会社から配布されるPCのセッティングやグループウェアの導入など、幅広い仕事を請け負っている。日本ではITに関して内製という考えが進んでいないため、IT周りの大半は、我々SIerに外注していると考えてよいだろう。

SIerはイノベーター気質ではない

 SIerは「何かすんげえもんを作ったろ(^o^)」というような気質を持たない。大げさな表現ではあるが、決してイノベーター的な立場をとることはない。お客さんが提供してくださる金額の範囲内(かなり抑えた金額)で、きちんと動くものを、決まった納期までにしっかり届け、その後のフォローも欠かさない。そういうお仕事である。

ここで先に強調しておくが、SIerという仕事は非常に責任が大きく、難しい仕事である。たまにどこかのバカげた批判サイトで、技術が無いだの何だのと指摘されているが、そもそも技術の畑が違うのである。プロジェクト管理という技術はもちろん、コストの中できちんとしたものを作るという意味での技術は追及され続けている。

さて話を戻そう。以前であれば、1からシステムを構築するという案件も多かった(こういった案件をスクラッチ案件とか呼ぶ)が、現在はコストを抑えるためにパッケージ製品、すなわち出来合いの物を導入する前提で話を進めることも多い。その上で、顧客の業務とシステムを合致させるため、幾らかのカスタマイズが発生したりもする。なお、銀行向けのシステム開発では、顧客がお金持ちということもあり、未だにスクラッチ案件も多い。

 SIerにとっての花形は、そういった基幹システムの構築であるが、パッケージ製品のカスタマイズ性向上などのおかげで、プログラミングといった開発行為する必要性は年々薄れてきている(製品開発は別)。最近はこれに加えて、グループウェアやBIといった周辺システムの導入も多いが、それこそパッケージ製品まんまである。つまり現在のSIerでより必要とされる能力は、最低限のIT知識は別として、それ以外の知識、すなわち顧客の業務知識や幅広い商品知識と、高い営業力や交渉力なのである。やはり商社的な立ち位置である。

セールスエンジニアかプロマネ

 私は元々、同期の中でもかなりマニア気質であり、未だに家でゴリゴリとプログラミングをするような人間であるが、何故か多少口が動く(自称コミュ障)ということで、最近はセールスエンジニア、すなわち技術営業的な方向に育てられそうな流れである。それに合わせて、最近流行りのBIツールやらグループウェアといった製品を覚えろ覚えろ言われている。そして後々業務知識も付けろと、なかなか辛い状況にある。

私が所属しているような元請寄りのSIerでは、プログラミングのような開発を行うことが少ない。メインの業務はプロジェクト管理や、サポートという名のアカウント営業である。したがってこういった企業に勤める以上は、所謂セールエンジニアかプロジェクトマネージャーになるしか道が無いのである。

では下請けに行ってはどうかと思うかもしれないが、恐らくそれは更に辛い。まさに長時間労働、低賃金の世界である。業務システム開発というのは、プログラミングレベルで高い技術を必要としない仕組みとなっている。したがっていくら頑張って働いても、一部の職場以外では、差別化できるような技術など身に付かない。故に低賃金であるともいえる。

さらに言うと、パッケージ製品のカスタマイズPGなどは特に地獄である。その製品の中でガラパゴス化した仕組みを弄るだけになり、汎用的なプログラミングスキルすら身に付かない。さらにそれがスパゲッティーコードであることも少なくない。よってSI業界に身を置くならば、上流にいる方が大抵の場合はお得である。

憧れでITを志すなら別業界へ

  私が所属するSIerの他、Web系とか呼ばれる業態も、IT業界の大きな一角を占めるようになった。有名企業でいうと、海外ならGoogle, FaceBook、日本ならばYahoo, 楽天である。こちらはモダンな開発環境でクリエイティブを志向した開発を行っている(イイものができるとは限らないと敢えて言っておく)。憧れで入るならばこちらの方がよいと思うし、変な人の多い業界らしいので、頭の弱い私もそちらに入った方がよかったと今は思う(個人的に、今はやほーを目指そうかと思っている・・・)。

またSIerで商材として扱うような製品を開発している企業もいくつかある。海外だとMicrosoftなどが有名だ。日本にも国産グループウェアを開発しているCybozeという企業がある。GaroonやKintoneといった製品を聞いたことがある、社内で使っているという人も多いだろう。

2020までに転職する予定

 私は技術好きな人間だし、とにかく物を作るのが好きだ。ただ工作が好きなのである。そもそもマネージメントなどできないし、広い交友関係にストレスを感じるタイプである。先輩方を見ていると、要領よくリア充してきた人ばかりである。私が今の企業には向いているはずがないし、能力的に足りていない。いずれ転職することなるだろう。しかし今の企業でも最低限のコミュ力を鍛えることができるし、様々な商品を見ることでいい目を養えるようになると思う。時間管理のスキルも身に付くだろうし、BIツールを扱うついでに統計学も勉強する予定だ。

もしあなたが似たようなタイプであるならば、SIerを志すのは辞めておいた方がいい。逆にITスキルは現時点で持っていないが、器用・要領の良いタイプであるとか、オールラウンダーの自覚がある人は、SIerに向いているだろう。職業について考える足しになったらうれしい。